新規機材を導入したのだ

昨日(今7月19日午前1時半だからね)[ THE追跡2021夏 ] の仕込みを終えてサーバーにアップした。3時間、それもオリンピック開会式の裏とういうどう見ても部の悪そうな枠だ。追跡は日テレの24時間テレビの裏だとか紅白の裏だとかいつも視聴率の取れなさそうなところに編成されてるようで、それでもTHE追跡ファンの視聴者のおかげで視聴率的にはいつも善戦してる。まぁ、僕にとってはあまり興味のないことで...ここ最近の問題はやはり先月も書いたLiveをどうやるかに尽きる。

演奏家がLiveするということは、ピアノであったりヴァイオリンであったり、ギターであったり自らが表現する楽器は決まってるわけで、そのスキルを使っていかに豊かな音楽表現をするか、ということだ。ところが作曲家という生き物は自分の表現したい「音の世界」があってそれをみんなに聴いてもらいたいわけで、様々な音色を駆使して自分の世界を表現したいというのが常にベースにある。Liveということを考えると、どうやらそのとりとめのない考え方は一回捨てて、なるべくシンプルな楽器構成を考えないと一人では難しい。どっちにしろ作曲家がやるLiveはお金がかかるw

そんなことを考えながらここ最近ステージピアノの良いのがないか探していた。ヤマハやローランドもそこそこいいし、Nordというメーカーのピアノの音もすごくリアルで透明感もあったりしていいなと思っていた。
ある時、Youtubeで見つけたVivoというイタリアのメーカーのDexibellというステージピアノがなかなか秀逸で、Demoを試聴してみるとピアノ以外の音が非常にいい。特にエレピ、オルガン、Strings系の音のクオリティが高くて総合得点で一歩リードした感じ。(まぁこの手の楽器は個人の好みの問題なんだけどね)このDexibellは、ヨーロッパのローランドで働いていたエンジニアが何人かやめて開発したそうで、明らかにNordを意識して、それを超える楽器を作ろうとしたことがわかる。ちなみにNordもイタリアのメーカー、プロのミュージシャンの使用率が結構高い。
Dexibellはvs Nordということでかなり気合い入れて作ってるのが伝わってくるわけで、まず鍵盤がイタリアの鍵盤メーカーFATAR製のもので肌触りとかタッチがなかなか良い。またさすがローランドのエンジニアが作っただけあってシンセ系の音もいい感じ。面白い機能にサンプリングというのがあって、例えばCのナインスのコードをサンプリングすると一つの鍵盤を押しただけでナインスコードが鳴るとか(Liveでは難しい抑えのコードとかにも便利な機能)、ENHANCERという機能はストリングスでコードを弾くとそのオクターブ下が自動的に加わり重厚な感じとかがこの楽器だけで表現できるとか、Coupledボタンを押せばピアノとストリングスなど2つの音色を同時に発音できなおかつフットベダルでその割合もコントノールできるといったLiveにもってこいの機能が大盛りなのだ。
ということで実際に試奏することもなく購入してしまいました〜!
しばらくはDexibellでいつものピアノ練習をすることに。

THE追跡のミックスは今日のてっぺんくらいからだろうか、それが終わればしばらくLiveの準備に集中できるので、機材の研究、使いこなし、楽曲のLive用へのアレンジ、そして練習と先はまだ険しいけど、頑張りまっす!

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