まずはデュオライブ

また寒波が来るそうで、来るたびにテレビは今季最強寒波を連呼してる。
北国で暮らす人の苦労を思ったら東京は寒くても晴れの日が多いのだから天国に近いかもしれない。
コロナも第五類に格下げを検討しているようで、要は自分のことは自分で守るしかない国に格下げということだ。

先日、4月8日にライブをする「音や金時」さんにあいさつ方々下見にいってきた。西荻窪北口のちょっと入ったところ、駅からは5分くらいかな、こじんまりしたいいお店でした。オーナーも、70年だライブハウスの匂いがプンプンしている人でなかなか気さくな人で、奥様は書道のパフォーマンスをやってるそうで、前回の書が飾ってあった。
アコースティックな響きの良さが自慢だそうで、コロナ前はネパール料理を出していたそうだけど、今はお酒とちょっとしたつまみくらいとか。
残念なのは生ピアノがないこと。
グランドピアノとはいわなくてもせめてアップライトはおいて欲しかったなあ。以前の僕ならなんとも思わなかったかもしれなかったけど、ここ2年ちょっと毎日ピアノ練習していると、ピアノの響きの豊かさがみについたようだ。仕方ないので僕のステージピアノ VIVO S9持ち込みます。

今回は笛のKAZUMEとデュオライブなので全体をどうまとめるか色々考えてる。4人でやるClairaudienceとは少し違ったテイストを出したいんだけどとりあえずまずはやってみる。
去年やって思ったけど、機材の搬入が結構きつくて今回はいかに機材を減らすかもテーマにしていて、うまくいけばこれも4人のライブに応用できそう。

インディアンフルートとのデュオなのでペンタトニックをどう消化するのかが課題。もともと日本人が持っていたドメスティックな感覚は実は明治時代からのヨーロッパ文化の流入と戦後の怒涛のようなアメリカ文化の流入でとても心もとないものになったと思ってる。
といって昔ながらのペンタトニックで音楽作っても面白くないし、どう料理するか色々考え中。

実はアメリカも20世紀初頭、自国の音楽文化を模索している作曲家が結構いて、パーシー・グレインジャーやヘンリー・カウエル、ポール・ボウルズといった作曲家は民謡研究にも情熱を注いだようだ。
イングランドからの移民ということを考えると、自分たちの新たなルーツを模索することと作曲をすることは根っこのところでつながっているのだろう。
この辺り、「アメリカ実験音楽は民族音楽だった」柿沼敏江著(フィルムアート社)に詳しく載ってます。
柿沼敏江、渾身の一冊だと思います。

さてさて、その辺りの答えが見える曲ができるといいんだけどね。
今宵も黙々と考えよう〜。
そうそう、エアプレーン・レーベルが動いてくれていて、Clairaudienceのライブももうすぐ決まりそう!

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