河童の縁

ここ数日、寒さが厳しくなり、先週の火曜日は27.3度あった東京も10度そこそこまで下がり秋を通り越して一気に冬の気配だ。

11月11日,12日に伊豆河津の栖足寺て行われたプロジェクションマッピングライブも無事盛況のうちに終わった〜。特に2日目のライブは寒さが一段と厳しくなったけど、多くのお客さんが足を運んでくれてとても嬉しかった。
いつも撮影、編集を担当してくれている信田さんもわざわざ東京から足を運んでくれて、それも新機材、360度カメラを持ち込んで頂き、新たな映像収録となった。これはなかなか斬新で下に貼り付けておくので見てください。ClairaudienceのYoutube配信からずっと手伝ってもらっているんだけど、機材のことも詳しく編集もこなすし今やなくてはならない存在だ。

信田さんは最初、プロデューサーの川端さんに紹介してもらったのだが、話ていくうちになんと高校が同じだったことが判明、僕の後輩だったんだ。
音楽大好きで特に70年代あたりのロックは相当詳しいんでけど、また話をしていくと、今度は奥様がうちの奥さんと大学が一緒、しかも同じ音楽学科、しかも専攻まで一緒と、ここまでシンクロしてくることもなかなかない。

今回のライブは伊豆河津の栖足寺である。
1319年鎌倉時代に開山した禅宗の古刹だ。
ここの住職の千葉さんとkazumeがインディアンフルートライブでご一緒するチャンスがありそこでの出会いがきっかけとなったわけで、僕の CDを聴いて気に入ってくれた千葉さんとたまたま伊豆高原に小屋を持ってた僕らのお付き合いが始まった。
千葉さんは多才な人で元々サックスを吹いていたのが何を思ったか禅宗の住職となり、絵も描くし、インディアンフルートも吹くし、なぜかここ数年はプロジェクションマッピングに取り組んでいて、お寺のお堂を使ったプロジェクションマッピングを栖足寺や群馬のお寺でもやってるそうだ。
Clairaudienceもようやく少しライブに慣れてきたので、千葉さんに、一緒に何かやりませんか、というところから話はトントン拍子に進んだわけです。

ライブも終わり片づけをしているときに一人の老人が近づいてきて興味深く機材を見ている。Moog、懐かしいなぁと呟いたので、色々機材の話が始まった。なんとお若い頃にシンセにのめり込んだそうで、気がつけばタンジェリンドリームやらクラフトワーク、姫神などの話で盛り上がった。そこに住職の千葉さんがやってきて、実は妻の父だなんです...え〜〜、とまたびっくり。CDもお買い上げくださり感謝です。近くで娘さん夫婦とカフェをやってるそうで、いまだに当時のLPもたくさんあるというから、今度是非お尋ねしたいと思ってる。

大乗仏教の教えに「縁起の思想」というのがある。
これは「物事はつながり合うことで成り立っている」という教えだ。
今回のライブもまさにこの「縁起」で起こったイベントだなぁとつくづく思う。
人生の後半、このつながりの中に身を置かせてもらうことでいろいろなことにチャレンジできるなと思った。

人の繋がりはほんと面白い。

YouTube で360度カメラの動画がご覧いただけます。
https://youtu.be/xCcXjjFSGlQ

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