THE追跡2019春

暖かくなってきたおかげで井の頭公園を5周するランニングも気持ちいい今日この頃。まんさく、桃、梅、こぶし、水仙などなど初春の花が賑やかだ。
昨日の「マグロに賭けた男たち」の視聴率は9.9%。あまり数字は伸びなかったものの、民放では2位につけたそうだ。ドキュメンタリーがゴールデンで頑張れば、テレビ番組に一石を投じることになるかも、ですね。
でもって同じ日、恒例の「THE追跡」のMAが終了した。
この番組を制作している大河プロダクションの川口社長とは30年近い付き合いで、もともとはディレクターだった。自分で会社を立ち上げたのがいつ頃だったかは忘れたけど、そのころからプロデューサーに転身、その後メキメキ力を発揮して社員を牽引している。
プロデューサー能力のある人はそのスケジュールマネージメントもしっかりしていて、たとえば編集のスケジュールを綿密に組んで、局Pとの詰めから僕や作家さんへの編集上がりも、一般の番組より1週間は早くアップしてくれる。ミックスはナレーション録ってその流れでやるのではなく、翌日にすることで、ミックスに専念できる環境を作っている。(ナレ原もほとんど完璧に合わせているので、3時間番組のナレー録りを1日でこなしてしまう)こういったマネージメントが作品のクオリティーをあげているのは間違いない。
僕に限って言えば、1週間、この番組に集中できることで選曲にも時間かけられるし、選曲したものをシーンの展開に合わせて編集したりこまかいSE(パトのドアのCLOSE音やCGに付ける車のスリップ音やクラッシュ音)も時間かけて仕込めるのが何よりなのだ。
でもってここ数年、僕がTHE追跡で試みた、テーマをオリジナルで作るということがうまく機能している。
警察ものの番組は絵柄といい内容といい、事件の羅列になっていて、なかなか音楽のトーンを変えるのが難しいのだ。そこにテーマ曲とそのバリエーションを配置することによって、音楽構成の軸がしっかりする。テーマ曲のテイストは基本警察官の頑張りを表現しているので、事件につけた緊張感のある音楽ともコントラストがつくし、なにより見ている側がここで「テーマにもどった」と感じられることが大きいい。テーマとそのバリエーションも、数えたら10曲になっていた。
そうだ、今週のO.A.のときに🎵THE追跡2018をSound Cloudにアップしよう。

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