緊急入院

横250cm、縦90cmの窓から毎日阿佐ヶ谷の空を眺めて38日になった。

1月31日の夜に救急車でここ、河北病院に運ばれた。
夕食食べてる時に突然の悪寒、全身の痙攣におそわれての救急搬送だった。
病院についてからは少し落ち着いたのだが一般病棟が満床でとりあえず救急の片隅のベッドで一夜を過ごすことに。
翌日の朝には腰の痛み以外の症状は無くなったこともあり、救急の若い医師に、「とりあえず自宅に帰って様子見たらどうでしょう?」と言われた。
僕は、昨日の痙攣がいつもの腰痛と違うからもう一晩様子を見たいと訴えた。

その矢先のことだった。
また悪寒が走り全身の痙攣が始まったわけ。後はなにも覚えていない。
どのくらい時間が経ったのも分からないけど、しばらくして意識を取り戻した。血圧が測定不能まで下がってしまい三途の川に向かってたらしい。

病名 敗血症性ショック.....だそうでした。

名前は聞いたことあるけど、この病気、アマゾンのジャングル奥地とかでかかる病気じゃん、と思ってたけど普通に家でかかるんだね。
それにしても原因が全くわからず医師も首をかしげるばかりだった。

調べた結果、細菌はごくごく一般の、身の回りどこにでもいる菌、ブドウ球菌
だった。

うむ〜それにしてもねえ...日常があまりに突然断ち切られるとは。
そう言えば星野道夫さんも同じこと言ってたね。

治療はとにかく抗生剤の点滴で最後の1匹の細菌までせん滅すること。
厄介なのは、敗血症で感染したところが脊椎で、神経伝って腰が痛いこと。
最初は起き上がることもできず一日中痛み止めで抑えてた。
最近ようやく痛みは、かがむ時くらいまでになってきて、二足歩行はネアンデルタール人と同じくらいに回復したのであります。

めでたしめでたし、そう3月10日に晴れて退院決定となりましたっ!

やっぱりフリーは大変だ。
2月の美の巨人たちは、番組始まってから初めて、とある会社の音効さんに変わってもらった。それでも2回続けて仕事を休むのだけはなんとしても避けねばと、先生にひたすら懇願しての退院です。

そして突然降って湧いたのは時間、TIME。
痛みも落ち着いた2週間目くらいからmac持ち込みライヴの準備、溜まりに溜まった本を読み漁り映画見たりMusic Video見たり、Spotifyで音楽聴きまくり、エアピアノでハノン練習、とまあ結構忙しく過ごしてたわけです。

記憶に残るだろうね、点滴しながら眺めた250cm×90cmの空、

先ずは5月13日(土)の、音や金時のライブに向けてガムバル!

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